衝撃的な発言
能作:ムチを打って無理やり仕事をさせたところで、生産性は上がりませんよね。
単純な話で、僕は、「楽しく仕事をしていれば、お金は後からついてくる」と考えているんです。
楽しくない仕事なら、やらないほうがいい。
おかげさまで能作は順調に売上が伸びていますが、その理由を極論すれば、特に計画を立てず、楽しいと思うこと、やりたいと思ったことだけをやってきたからです。
――衝撃的な発言ですね。「楽しく仕事をしていれば、お金は後からついてくる?」そんなきれいごとが通用するのでしょうか? それで稼げたらみんな苦労しないと思うのですが。
能作:そうでしょうか?
楽しいことにとことん投資してきたからこそ、たくさんの人が集まる面白い会社になり、私が社長に就任した2002年と比較して、社員15倍、見学者300倍となり、さらに売上10倍になったのだと思います。
僕は、「数字至上主義は、仕事をつまらなくする」と思っています。
能作の原動力は、「楽しむこと」です。
目先の利益よりも大事なのは「楽しさ」であり、「楽しんで仕事をしていれば、お金は勝手についてくる」と信じています。
僕も社員も、「次から次へと、新しい仕事を手がける」ことが何よりも楽しい。