ドナルド・トランプ米大統領は、下院民主党による弾劾調査に直面しているにもかかわらず、ホワイトハウス内に対応策を担う「作戦指令室」を発足させていない。むしろ、自ら先頭に立つ姿勢を明確にしている。下院が追及姿勢を強める中、トランプ氏は再び「首席報道官」の役割を自ら務め、ツイートを連発。自身の陣営関係者や共和党全国委員会(RNC)、外部弁護士からの協力も仰いでいる。この緩やかに組織化されたアプローチは、トランプ氏がこれまでも実践してきた「自由奔放」スタイルに合致する。ただ、深刻な脅威にさらされている状況を踏まえると、一段の規律が必要なのではとの声もある。トランプ氏の予測不可能な側面は敵に的を絞らせず、ニュース報道に関する主導権を握ることができる半面、スタッフはその対応に追われることになる。
トランプ氏の弾劾防衛、自ら率先で「禁じ手なし」
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