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「今日1日、素直であれますように」と毎日、神棚に祈る

 前回ご説明した「素直の3ステップ」に関連して、もう1つお伝えしておきたいことがあります。

 それは「どうすれば素直になれるのか」ということです。

 これも、松下幸之助さんのお話が最も参考になるのではないかと思います。

 松下幸之助さんは、朝起きると神棚に向かって「今日1日、素直であれますように」とお祈りしていたそうです。そして夜寝る前は「今日1日、素直であったかどうか」を反省していたといいます。

 こんなエピソードがあります。松下幸之助さんが新入社員に「人生を生きていくうえで一番大事なことは何か知っているか?」と尋ねたことがあるそうです。

 「素直さでしょうか」と答えた新入社員に対し、松下幸之助さんは「そのとおり。あなたたちは自分が素直だと思っているかもしれないけれど、私は絶対に負けない自信がある」とおっしゃったのだといいます。

 「私は朝起きたら神棚に向かって『今日1日、素直であれますように』と祈り、寝る前には『今日、素直だったかどうか』と反省している。これをあなたたちが生まれる前からやっているんだからね」、と。

 このエピソードは私がその新入社員だった方から聞いた話ですが、ここから分かるのは、素直というのは訓練次第でなれるということです。

 自分が素直でありたいと思い、素直であるかどうか、振り返って反省する。その習慣があれば、素直になることはできるのだと思います。