欧州連合(EU)の最高裁判所は、裁判官にフェイスブックへの投稿の削除を命じる広範な権限を与えた。フェイスブックにとっては欧米で規制の動きが強まるなか、新たな打撃となる。欧州連合(EU)司法裁判所(最高裁に相当)は3日、EU加盟国の裁判官はフェイスブックや他のソーシャルメディア企業に対し、違法と判断されたコンテンツと同一の、もしくは「同じ」とみなされる投稿を追跡調査し、削除するよう命令することができるとの判断を下した。また、「関連する国際法の枠組み内」で執行する限り、EU法はソーシャルメディア企業に対する裁判官の命令を世界的に適用することを妨げないとした。今回の決定は、インターネット上での言論の自由をどこで、どのように規制するのかを巡る論争が続くなかで、ハイテク企業と言論の自由擁護派には新たな痛手となる。
フェイスブック、違法コンテンツ巡りEUから新たな打撃
有料会員限定
あなたにおすすめ