【パリ】フランスの自動車大手ルノーは11日の取締役会でティエリー・ボロレ最高経営責任者(CEO)の解任案を採決する計画だ。業績やアライアンスのパートナー、日産自動車との関係悪化に警戒感が出ているためだ。複数の関係者が明らかにした。  ルノーは10日付の発表文で「グループの企業統治(コーポレートガバナンス)を協議するため」取締役会を開くと表明した。広報担当者は詳しいコメントを避けた。  ボロレ氏は昨年11月にカルロス・ゴーン前会長兼CEOが逮捕された後、間もなくCEO職を引き継いだ。同氏はこの日、コメント要請に応じなかった。 。