米国のマリー・ヨバノビッチ前駐ウクライナ大使は11日、自身の解任を求めてドナルド・トランプ大統領が国務省に1年余りにわたり圧力をかけたと証言した。自分に対する「組織的活動」だったと初めて語った。ヨバノビッチ氏は5月にトランプ氏に大使ポストを解かれた。この日はトランプ氏がウクライナ大統領にジョー・バイデン前副大統領と息子の調査を要請した問題の調査の一環として非公開の下院情報特別委員会、外交委員会、監視・政府改革委員会で証言した。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は、ウクライナ政府にバイデン氏を調査させようとする努力を大使が妨害しているとの顧問弁護士ルディ・ジュリアーニ氏など政権外の側近の訴えを受けて、トランプ氏がヨバノビッチ氏の解任を命じたと報じていた。