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2026年最初の当コラムでは、毎年恒例となっている「今年の手取り年収」について解説する。「年収の壁」引き上げにより、手取りはどう変わるのか。額面年収、家族構成別に72パターンの試算結果をお届けするとともに、手取りに影響を与える改正点をお伝えしたい。(ファイナンシャルプランナー〈CFP〉、生活設計塾クルー取締役 深田晶恵)
今年の手取り年収は数万円の微増だが
24年間では48万円も減っている!
手取り計算が大好きな自称「手取りスト」の筆者が毎年公表する「あなたの手取り年収」、2026年版をお届けしよう。
今年の手取り年収は、話題を集めた「年収の壁問題」もあり、どの年収帯でも前年より年数千円から数万円の微増という結果になった。
ただし、手取りが増える根拠となる仕組みが複雑怪奇なうえ、26年、27年の2年間の限定措置なので手放しで喜ぶことはできない。
今年は恒例の年収別「72パターン」の手取り試算に加え、26年の減税措置についての早わかり解説もしよう。
会社員の「手取り年収」とは、額面給与年収から所得税・住民税、社会保険料を差し引いたもの。可処分所得とも言い、「自分が自由に使えるお金」のことである。
自分の手取り年収は何かの書類に記載されているわけではないことをご存じだろうか。源泉徴収票や住民税決定通知書などをもとに自ら計算して、はじめてわかるのだ。
そこで、当コラムの読者の皆さんのために家族構成別に72パターンの試算をし、年初にお伝えすることにしている。自分が自由に使える金額をぜひ知ってほしい。
手取り計算は02年から毎年行っている作業だ。試算を長年続けていると、「流れ」がわかる。額面年収700万円を例にとり、02年から今年までの24年間の手取り年収の推移のグラフを見ていただきたい。







