毎日、なんとなく同じメイクをしていませんか? そのやり方、本当にあなたの顔を美しく見せてくれていますか? もし、ちょっとよくわからない……と思ったら、ぜひこの方法を試してみてください。人の顔には、顔立ちや年齢にかかわらず、「ここをこうすると誰でも美しく見える」という、共通したポイントがあります。そのポイントを踏まえてメイクすることで、どんな人もまるで「すっぴんが美人」であったかのように美しく見せることができます。モデル・女優が「ここぞ!」という仕事で頼りにするメイクアップアーティスト・佐伯裕介が、どんなナチュラルメイクの日でも必ず美人に見せられる、メイクのコツを分かりやすく紹介します。

目を大きく見せるポイントは、まつげの根元の密集度

「アイメイク」には、アイライン、アイシャドウ、マスカラが含まれますが、これらすべてをやらなければいけないというわけではありません。

© cecy young(SIGNO)

 たとえば、アイシャドウは昔のメイクでは必ずつけるものでしたが、最近のテレビや雑誌を見ると、アイシャドウをつけていない女優やモデルはたくさんいます。アイメイクをすべてやらなくとも印象的な目元をつくれているのは、ポイントをきちんと押さえているから。そのポイントとは、まつげの根元。ここが濃くなっていれば、アイメイクは十分なのです。

 アイメイクで本当にすべきことは、「もともと持っているものを際立たせる」こと。まつげ、黒目、白目、そして目のフレーム。それぞれをはっきりさせるだけで、目元はちゃんと生きてきます。はっとするほど印象的なのに、まるで何もしていないかのよう。そんな理想を叶えるカギが、まつげの根元を濃く見せるということなのです。

  • アイライナーは、線ではなく点で入れる
  • アイシャドウは、「横長の四角」に入れる
  • マスカラを重ねづけするのは根元だけ

 など、『自分のままで圧倒的に美しい』では、まつげの根元を濃く見せるアイメイクについて、具体的な方法をご紹介しています。このポイントを踏まえれば、誰でもメイクを濃くしなくても、自分の持っている目を生かし、きれいに見せることができるはずです。

 また、アイメイクで大切なことは、もうひとつあります。それは、ほかのパーツとの兼ね合い。たとえば、「しっかりアイメイクをする日は、赤など強い色のリップを控え、中間色で抑えめに」というように、どこをポイントにするか考えることです。

 マスカラをつけるか、つけないか。アイラインを引くか、引かないか。アイシャドウは、本当に必要か。顔全体のバランスと調和を考えてこそ、本当に効果的で洗練されたアイメイクになります。これも、アイメイクのすべてを必ずしもやる必要はない、という理由のひとつです。

 アイメイクは細かな作業ばかりですが、ディテールに意識を行き届かせることで、表情に繊細な美しさと清潔感が宿ります。まつげの毛先にマスカラが絡んでいないとか、目頭のまつげまできちんとビューラーでカールされているとか、そんな小さなことで印象は大きく変わるもの。ぜひ、ていねいに作業してみてくださいね。