米グーグルは長らく、失うものは何もないとでも言わんばかりにハードウエアを投入することができていた。だがそんなうらやましい立ち位置にあっても、いまだに明確な勝利を挙げられていない。グーグルは15日、端末の新製品を発表した。マイクロソフトとアマゾン・ドット・コムもわずか数週間前に新製品を発表したばかりだ。3社のいずれも、売上高を少しもハードウエアに頼っていない。だがアマゾンとマイクロソフトは、市場の新たなセグメントの開拓に成功し、それが事業全体を一層成長させる後押しになっている。これに対しグーグルは苦戦中だ。目立った成功と言えばスピーカー型端末「Google Home(グーグルホーム)」があるが、依然としてアマゾンの「Echo(エコー)」に大きく水をあけられ、2位の座に甘んじている。アマゾンはスマートスピーカー分野の先駆け的存在だ。
スマホで勝てないグーグル、ニッチ市場見つからず
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