市区町村の魅力度が全体的に上昇
2007年以降、最も高い点数に

 今回の調査も含め、近年の傾向として見られるのが市区町村の魅力度が全体的に上昇している点だ。

 東日本大震災のあった2011年には東北への関心が高まり、平均点は7.6点へと上昇したが、その後は下降傾向にあった。そんな中で、地方創生への取り組みが本格化し始めた15年以降は、魅力度の平均点が上昇。15年には6.6点だったが、19年は9.0点と4年で36.4%も伸び、市区町村の魅力度調査を開始した07年以降で最も平均点が高くなった。

 同調査を行ったブランド総合研究所の田中章雄社長は、市区町村の魅力度アップの理由について次のように語る。

「魅力度の上昇率は、特に下位の市区町村(800位~1000位)で高い傾向があり、それによって底上げされている印象がある。地域創生の取り組みが2015年に本格化して4年目。市区町村が東京都内にアンテナショップを多数出店するなど、今年ようやく各市区町村の頑張りが実を結び始めていること、それに伴って住民の意識や興味が各地域に向かっていることが大きな要因になったのではないか」

 実際、15年と19年の魅力度の結果を順位帯別の平均点で比較すると、1位から100位までの市区町村の平均点は23.7点から27.6点と16.5%の伸びだったが、800位から1000位まででは1.1点から2.6点と136.4%増になっている。