2020年米大統領選の民主党候補指名争いを戦うジョー・バイデン前副大統領は、資金集めで他の主要候補者に大きく水をあけられている。投票がいち早く行われるアイオワ州の党員集会とニューハンプシャー州の予備選を数カ月後に控え、現職ドナルド・トランプ大統領の再選を阻もうとするバイデン氏の弱点となる可能性がある。もともと幅広い層からの献金を集めるを苦手とするバイデン氏だが、エリザベス・ウォーレン上院議員(マサチューセッツ州)の台頭で世論調査での高い支持率に陰りが見え始めている。ウォーレン氏とバーニー・サンダース上院議員(バーモント州)の両候補は、ネットでの小口献金を中心にはるかに多額の資金をたぐり寄せている。