ロシアは22日、トルコによるシリア北東部での「安全地帯」設置に協力することで合意した。同地域からの米軍撤収を受けた動きで、安全地帯からはトルコがテロの脅威とみなすクルド人武装勢力が排除されることになる。ロシアのウラジーミル・プーチン大統領との会談を終えたトルコのレジェプ・タイップ・エルドアン大統領は、トルコはクルド人勢力に対する軍事作戦の一時停止を継続すると述べた。停止は150時間で、クルド人戦闘員に撤退の時間を与えるためという。エルドアン氏によると、6日にわたる停戦の後にトルコとロシアは共同で地域の監視にあたる。会談はロシアの黒海沿岸のリゾート地ソチで行われた。プーチン氏は今回の合意は「転機になりうる」と述べた。