電気自動車(EV)メーカーの米テスラが23日発表した7-9月期(第3四半期)決算は、純利益が市場予想を上回った。営業費用を低水準に抑えたことなどが奏功した。純利益は前年同期比54%減の1億4300万ドル(前年同期は3億1100万ドル)。1株利益は0.78ドル(同1.75ドル)。調整後1株利益は1.86ドル(同2.90ドル)。ファクトセットがまとめたアナリスト予想は0.46ドルの赤字だった。この発表を受けて同社株は時間外で急騰し、終値比20%高の305ドル近辺をつけている。売上高は7.6%減の63億ドルで、市場予想を下回った。テスラの今年1-3月期(第1四半期)と4-6月期(第2四半期)の決算はいずれも赤字を計上していた。