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■ご存知ですか……? No.1企業事例
株式会社ヒライ(熊本県熊本市)
株式会社ヒライは県内のお弁当屋さん(中食)でNo.1。
同社は売上128億円、従業員数1870人(パート・アルバイト含む)の、お弁当、惣菜、サンドイッチ、おにぎり、寿司の製造、販売(直販)業。
熊本、福岡、佐賀、大分、鹿児島に112店舗を出店し、年間2000万人に利用されています。
エリア戦略は地元熊本を中心としたドミナント戦略。足元からかためる、飛び石を打たないランチェスター的な戦略で創業以来20年間は熊本だけ。その後、徐々に隣県に店舗を広げます。
テナントとしてスーパーなどに入る40の店舗は、90%が女性客、一方、ロードサイドの65の路面店は70%が男性、と店の形態により顧客層が変わります。
「お弁当のヒライ」として、地域の人に親しまれながら、時代の変化とお客様の要望により商品を変化させます。効率が悪ことは分かっていても、揚げ物はお店で揚げる店内調理をやり、店で食べたい人がいることに対応して、イートインタイプ(店内飲食型)の店舗開発を実施。
365日、毎日食べても飽きがこない商品作りを目指して、お弁当(定番で25種類)、カレー、ラーメン、うどん、などの日本人に好かれるメニューをそろえる商品戦略です。
値決めは経営の理念から、朝350円、昼500円、夜550円と、お客様の買いやすい価格の商品ラインナップを揃えます。さらに、商品開発のメルクマール(指標)は「地域で一番おいしいお店と同じものを、20%安い価格で!」。
例えば、カツ丼なら100回以上、おいしいと言われるお店に食べに行き、徹底的に研究。味で負けない、価格は安い、を実現させ、1つの商品をブラッシュアップする商品戦略となります。
店舗戦略も独特で、1.コンビニ 2.テイクアウト(お弁当) 3.店内飲食型 の3つを合わせた新形態。
具体的に言うと、1.はコンビニにある150円のお茶を99円で販売。2.は持ち帰りたい人に本業のお弁当を販売。
そして、3.はすぐに、うどんやラーメンを食べたい人には店舗で販売、という3つの機能を1つのお店で提供することで差別化しています。
つまり、お客様の要望に合わせて自社の形態を変える成長戦略と言えます。
株式会社ヒライHP
http://www.hirai-wa.com/
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■ご存知ですか……? No.1企業事例
株式会社村上開明堂(静岡県静岡市)
「車用バックミラーに特化して国内シェアNo.1」
(国内シェア40%、世界シェア10%)
売上549億円、経常利益52億円、経常利益率9.4%
総従業員数2,670名、東証2部上場
自動車用バックミラーに特化して、開発・設計~製造までを行いトヨタ自動車の発展と共に成長して、国内シェアの約40%をもち上場するにいたりました。もともとは、ブリキ細工の製造をする会社です。
ランチェスター戦略でいえば、商品に一点集中してNo.1となった会社といえるでしょう。
株式会社村上開明堂HP
http://www.murakami-kaimeido.co.jp/
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