大企業=強者、小さい会社=弱者というわけではない 

 ふつうは大きな会社が強者、小さな会社が弱者と考えますが、ランチェスター戦略では違います。

 強者とは、企業同士が競合する局面において、市場占拠率1位の企業のこと。

 弱者とは、同じ競合する局面において、市場占拠率1位以外のすべての企業のことです。

 つまり、ランチェスター戦略では、競合局面における市場占拠率(シェア)によって、強者と弱者を区別するのです。

 競合局面とは、1.地域(どこの)、2.顧客(だれに)、3.商品(何を)、4.流通(どう)、という4つの視点です。

 このように細分化した切り口(視点)で考えることが大切です。

 たとえば、ある地域のシェアだけで見れば、小さな会社が1位(強者)で、大企業が2位(弱者)の場合もあります。企業規模の大小だけが重要ではない。ここが、ランチェスター戦略が中小企業に勇気を与えてくれるところです。

ライバルと競合する局面において1位になることが大切

 強者とは、競合局面において市場占拠率1位の企業であり、
  弱者とは、競合局面において市場占拠率1位以外の企業となります。

 キリンビールは日本一のビール会社ですが、
  商品ではアサヒスーパードライが1位で強者、
  地域では北海道でサッポロビールが1位で強者、
  沖縄でオリオンビールが1位で強者となります。

 このように競合局面において1位になることが大切なのです。

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【チェックポイント!】

 1.あなたの会社は、弱者か?強者か?

 2.弱者と強者の戦い方はまったく別だと意識していたか?

 3.今日から、どこかで1位になれるところを見つけよう!
  (1)地域、(2)顧客、(3)商品、(4)流通のどれかで1位でなければ弱者。 =================================