グーグルについてこれだけは評価できる。一貫性がないことでは一貫している点だ。それは15年前の上場時に表明した通りだ。当時、共同創業者で最高経営責任者(CEO)を務めていたラリー・ペイジ氏が、グーグルは長期的な視点で事業を捉えており、四半期の業績には「浮き沈み」があり得るとくぎを刺したことはよく知られている。親会社のアルファベットの決算はその傾向通りとなっている。1-3月期(第1四半期)は期待外れの結果となり、4-6月期(第2四半期)は好調で、28日午後に発表した7-9月期(第3四半期)決算は再び期待外れとなった。第3四半期は売上高が好調だったが、コスト増加で打ち消され、純利益はアナリスト予想を下回った。同社株は28日の時間外取引で2%近く下落した。