Photo:JIJI
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2回にわたって税金の無申告を指摘されていたのに、改める気配はさらさらなかった――。東京国税局の税務調査を受け、多額の所得隠しや申告漏れが発覚した人気お笑いコンビ「チュートリアル」の徳井義実さん。「国民の3大義務」を平然と怠り、踏み倒していたツケは大きく、活動停止に追い込まれた。「バレないとでも思ったのだろうか」。あまりの杜撰(ずさん)さにあきれる声も聞かれる。(事件ジャーナリスト 戸田一法)

督促されるまで続く無申告

 全国紙社会部デスクによると、徳井さんは東京国税局の税務調査を受け、2018年までの7年間で計約1億1800万円の申告漏れを指摘された。うち約2000万円は仮装・隠蔽(いんぺい)を伴う所得隠しと認定された。

 追徴課税額は重加算税を含め約3700万円に上り、既に修正申告や追徴課税を納付したという。

 徳井さんが所属する吉本興業によると、徳井さんは09年、個人会社として「株式会社チューリップ」を設立(決算期は3月)。役員は徳井さん1人で、タレント活動の収入はすべて同社に入れ、徳井さんは同社から役員報酬を受けとっていた。

 しかし、同社は10年3月期~12年3月期をそれぞれ期限内に確定申告せず、税務署からの指摘で12年6月に3年分をまとめて申告した。