米連邦準備制度理事会(FRB)は10月29~30日に開催した連邦公開市場委員会(FOMC)で今年3回目となる利下げを決めた。一方で、当面の追加利下げに対する期待を抑える動きを見せ始めた。FRBは30日公表した政策声明で、フェデラルファンド(FF)金利誘導目標を1.50%~1.75%のレンジに引き下げた後、利下げのハードルを高める可能性を示唆した。また、前回9月および前々回の声明では、景気拡大を維持するため「適切に行動」するとしていたが、今回の声明ではこの文言を削除。よりえん曲的な表現に置き換え、金利誘導目標について「委員会は適切な道筋を検討しつつ、入手される情報が経済見通しに及ぼす影響を引き続き注視していく」とした。
米FRB、今年3回目の利下げ決定 追加利下げ期待はけん制
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