アルジェリアからイラクに至るアラブ諸国では、継続的な抗議行動が次々に広がり、確固たる地位にあった各国の指導者を動揺させている。変革要求に屈して退場する指導者が増え、この地域の活動家は新たな高揚感の中にある。国家を食いものにする「泥棒政治」と汚職を終わらせるという要求の下に結集したデモ参加者は、これまでのところ、暴力的な制圧や政治家の自粛要請にもかかわらず、新たな混乱の時代をあおり立てようとしている。彼らは「アラブの春」の教訓を生かして、活動の焦点を改革に絞り、これまでシリア、リビア、イエメンなどで見られたような、期待に満ちた民衆の蜂起が内戦に発展するという落とし穴を避けようとしている。
「アラブの春」教訓に中東で民衆の抗議拡大
デモ隊は「泥棒政治」と汚職を終わらせるという要求の下に結集
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