「以前より疲れやすくなった」
「15分以上はつらくて歩けない」
「信号が変わりそうになって走るとすぐに息が上がる」
「息が一度上がるとなかなか回復しない」
「長い階段は休み休みでないと上がれない」

そんな体力の衰えを感じるようになったあなたに向けて、
新刊『10年後、後悔しない体のつくり方』
何歳からでも体が若返る秘訣を指南した中野ジェームズ修一氏。

卓球の福原愛選手やバドミントンのフジカキペアなど
多くのアスリートに絶大な支持を得て、
青山学院大学駅伝チームのフィジカル強化を指導し、
箱根駅伝4連覇に導いた運動指導のトッププロが、
理論的かつ結果を出す体のつくり方を伝授します。

「運動すればいいのは、もちろんわかってる」
「でも、それができない、続かないんです……」

わかってます、わかってますとも!

運動が苦手だったり、運動が嫌いだったりする人、
中高年はもちろん高齢者でも、
「これならできそう」「続けられそう」と思えて、
なおかつ、きちんと効果があり、何歳からでもカラダが若返る秘訣を教えます!

Photo: Adobe Stock

【前回からの続き】

「疲れやすくなった」
「太りやすくなった」
「姿勢が悪くなった」

 年齢を重ねるとともに、こうした悩みを抱える人が増えてきます。

 こうした背景にあるのは「筋肉の衰え」、もっというなら「筋肉の減少」です。

 疲れやすくなったのは、筋肉が減ってしまったため、少ない筋肉で運動をこなしたり、体重を支えたりしなくてはならなくなったからです。
 職場の合理化で働く人が減らされたら、残った人の作業量が増えて疲れやすくなるのと同じ理屈です。

 太りやすくなったのも、筋肉の減少が影響しています。
 筋肉が減ると消費カロリーが減り、食べすぎていなくても太りやすくなるのです。
 中年太りの要因にも筋肉の減少があるのです。

 姿勢が悪くなるのも、筋肉の減少による影響です。
 背中の筋肉が衰えると、肩を後ろに引けなくなり、猫背になりやすいです。

 お腹まわりの筋肉が減ると「腹圧」が下がり、お腹が前にせり出して、腰が落ちてガニ股になり、ヒザも曲がりやすくなります。
 脚の内側にある筋肉(内転筋群)が弱まることも、ガニ股の一因です。

 こうした筋肉の減少を多くの人は「年をとると自然になる」となかば諦めています。