毎日、なんとなく同じメイクをしていませんか? そのやり方、本当にあなたの顔を美しく見せてくれていますか? もし、ちょっとよくわからない……と思ったら、ぜひこの方法を試してみてください。人の顔には、顔立ちや年齢にかかわらず、「ここをこうすると誰でも美しく見える」という、共通したポイントがあります。そのポイントを踏まえてメイクすることで、どんな人もまるで「すっぴんが美人」であったかのように美しく見せることができます。モデル・女優が「ここぞ!」という仕事で頼りにするメイクアップアーティスト・佐伯裕介が、どんなナチュラルメイクの日でも必ず美人に見せられる、メイクのコツを分かりやすく紹介します。
下まつげのアイラインで、顔の間延び感がなくなる
アイラインは目元を際立たせるだけでなく、顔のプロポーションを補整するのにも効果的です。たとえば、「顔が長く間延びして見える」という、面長の人や大人世代の人に多いお悩み。この場合は、まぶたの上側に目頭から目尻までアイラインを入れたら、さらにまぶたの下側にも、黒目の幅に合わせてアイラインを入れると解消します。
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顔の長さを感じさせるのは、目元の一番色の濃い部分から口元までの距離。だいたいマスカラを塗った上まつげが一番濃いと思うのですが、下まつげにポイントをつくることで、この距離が短く感じられ、間延び感が気にならなくなるのです。
下側のラインは、黒のかわりに濃い目のグレーを使うと、より自然に仕上がります。また、まつげエクステをつけている人にも、この下側ラインはおすすめです。上にボリュームを足している分、下にもポイントをつくることによって、エクステが自然に目元になじみます。
下まぶたの粘膜ラインで、目を大きく見せる
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最後に、目元をさらにきれいに見せる裏技的なアイラインの入れ方をご紹介しましょう。用意するものは、白に近いベージュのペンシルアイライナー。これで下まぶたの粘膜にラインを引くと、まるでレフ板を当てたように白目が明るくクリアになります。
ポイントは、白ではなくベージュを使うこと。顔の中に真っ白な部分ができると、そこが浮いてしまいますが、肌なじみのいいベージュなら、白目の白さが自然に引き立ちます。
『自分のままで圧倒的に美しい』では、他にもナチュラルメイクなのに目が大きく見える、顔が小さく見える、鼻が高く見えるなど、気になる部分を解消するプロのメイクテクニックを写真付きで詳しくご紹介しています。ぜひ、参考にしてみてくださいね。