毎日、なんとなく同じメイクをしていませんか? そのやり方、本当にあなたの顔を美しく見せてくれていますか? もし、ちょっとよくわからない……と思ったら、ぜひこの方法を試してみてください。人の顔には、顔立ちや年齢にかかわらず、「ここをこうすると誰でも美しく見える」という、共通したポイントがあります。そのポイントを踏まえてメイクすることで、どんな人もまるで「すっぴんが美人」であったかのように美しく見せることができます。モデル・女優が「ここぞ!」という仕事で頼りにするメイクアップアーティスト・佐伯裕介が、どんなナチュラルメイクの日でも必ず美人に見せられる、メイクのコツを分かりやすく紹介します。
アイラインは、引くのではなく点を打つ
「アイラインがうまく引けない」「線がガタガタになってしまう「自然に見えない」という相談をよく受けますが、これはまつげの上に線を引くように入れているから。この入れ方は、似合う人と、似合わない人がいます。もともと目が大きく、二重の幅が広い人の目には映えますが、一重や奥二重の人の場合は、逆に小さく見えてしまうこともあります。
では、そのどんな人にも似合って、自然に目を大きく見せてくれるアイラインの入れ方は? というと、リキッドアイライナーの筆先を使って、まつげとまつげのすき間を小さな点で埋めるだけ。こうすると、まつげの根元はくっきり黒くなり、まつげが密集して生えているように見えてきます。
すると、もともとの黒目の大きさが引き立って、自然でありながら印象的な目元をつくれるのです。目の大きさや形を問わず似合うものなので、もちろん一重、奥二重の方にもおすすめです。
アイラインの目的は、もともと持っている目の印象をきちんと際立たせること。そして、目を自然に際立たせるアイラインとは、「線」ではなく「点」です。
また、このやり方なら線のガタつきが気になるという人でも簡単。慣れれば、片目は10秒で済ませられるようになりますよ。
入れるときのコツは、鏡に向かって少しあごを上げること。こうすると、まつげの生え際がよく見えます。生え際に対して、リキッドアイライナーの筆先を直角に当てるようにして入れていきましょう。
ちなみに、まつげがもともと多くしっかり生えているなら、マスカラを塗るだけで「まつげの根元を濃く見せる」という目的は十分果たせるので、点々のアイラインは省略してもOK。あえてちょっと引き算することで、バランスのいい目元になります。
『自分のままで圧倒的に美しい』では、ほかにも、アイシャドウの入れ方、マスカラの塗り方など、メイク感を出さずに、目を大きく見せるアイメイクのポイントについて細かく写真付でご紹介していますので、ぜひチェックしてみてくださいね。