米富豪のマイケル・ブルームバーグ氏は、2020年3月に大統領選の予備選が行われる州で選挙陣営を立ち上げる構想を練っている。計画を知る複数の関係者が明らかにした。民主党候補の指名争いは険しい道のりだが、同氏は出馬に傾いている。他の民主党候補らはアイオワ州やニューハンプシャー州など、いち早く予備選が行われる州にも力を入れている。両州の予備選は2月上旬だ。中道派の候補者を支持する民主党のストラテジストや有権者、献金者は、ブルームバーグ氏が出馬すれば、中道派候補を望む民主党の有権者票がさらに割れる可能性が高いと述べている。ジョー・バイデン前副大統領やインディアナ州サウスベンド市のピート・ブティジェッジ市長などから票が奪われ、エリザベス・ウォーレン上院議員(マサチューセッツ州)など進歩主義的な候補が勢いづきかねないとの見立てだ。
ブルームバーグ氏、3月予備選に向け陣営立ち上げ構想
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