GEの有名なあの戦略もランチェスターだった!
競争社会ではNo.1でなければ生き残れません。
ドラッカーからのアドバイスをもらって、GEのジャック・ウェルチは、
「1位か2位になれる事業しかやらない」
それ以外はやめる、という選択をします。
つまり、ランチェスター戦略の一番の根幹となるNo.1主義です。結果はご存じのとおり、急激な成長となりました。何を隠そうGEの戦略は、ランチェスター戦略なのです。
No.1のメリットは、No.1だと認知されブランドができ、指名買いされる、価格決定権ができて利益が出る、地位が安定するなどがあります。
逆にNo.1でないと、認知されないので商品名も忘れられる、価格は販売店、エンドユーザーのいいなりで利益が出ない、地位が安定しないとなります。だって、日本一の山は富士山と知っていても、日本で2位の山はふつう知りませんよね。
稲盛和夫もランチェスターで会社を成長させた
「京セラをまず西の京で一番、その次に京都で一番、それから日本一、世界一の企業にしたい」という大きな夢を創業時から描き続けてきたと、稲盛和夫氏はいいます。
実は、この考え方こそがランチェスター戦略なのです。
まず小さなところで一番を目指す、その次にもう少し大きな範囲で一番を目指す、さらに、その次にもう少し大きな範囲の一番を目指すことです。
小さな一番を積み重ねることです。
弱者は【差別化】して【一点集中】して【No.1】です。
まず、No.1になると目標を決めることが大切なのです。
トップがNo.1を目指すと宣言することです。
はじめは全く無理と思えるかもしれません。
しかし、思わなければ始まらない。
だから、無理を承知でNo.1を目指す。
そして、そのためには小さなNo.1を積み重ねることなのです。
No.1になるには、小さなところでNo.1になる目標を決めることからはじまるのです。