ドナルド・トランプ米大統領とトルコのレジェプ・タイップ・エルドアン大統領による首脳会談が13日開かれたが、両国間の主な懸案事項はいずれも解決されなかった。両政府は、トルコによるロシア製防空システムの購入や、米国とクルド人主体の民兵組織であるシリア民主軍(SDF)との協力体制などを巡り対立している。両氏の対面では意気投合する様子が目立った。トランプ氏がエルドアン氏の「大ファンだ」と述べる一方、エルドアン氏は両国関係に新たな章を開くべきだと述べた。だが会談では、トルコが購入したロシア製ミサイル防衛システム「S400」を巡る米国防省の懸念について、何らかの進展があった形跡はない。大半の米議員の対トルコ観を悪化させている他の問題についても同様だ。トルコは北大西洋条約機構(NATO)の同盟国でもある。
米トルコ首脳会談、懸案巡る進展なし
トランプ氏、エルドアン氏の「大ファン」
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