米国はエジプトがロシア製戦闘機の購入を決めたことを巡り、エジプトに対し制裁措置を取る可能性があると警告した。ドナルド・トランプ米大統領はこれまでエジプト大統領を称賛してきたが、両国の間で新たな火種が持ち上がった格好だ。マイク・ポンペオ国務長官とマーク・エスパー国防長官は13日、ロシアの「Su-35(スホイ35)」戦闘機の購入合意を撤回するようエジプト国防相に迫り、エジプトはロシア兵器購入を禁じる米法に基づく制裁のリスクを冒していると述べた。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が確認した両氏の書簡で明らかになった。書簡では、「ロシアとの新たな大型軍事契約は、最低でも、将来の米国による対エジプト防衛交渉や安全保障上の支援を複雑化する」と指摘している。