一度もスキーをしたことがない太った大男が、超上級スキーコースの頂上から滑り降り、途中の旗や木々や人々をなぎ倒していく――ドナルド・トランプ米大統領は間違いなく、彼の政権がこうした様子にたとえられることをうれしく思わないだろう。しかしトランプ政権は混乱ととめどない加速の中で、ともかくもかなり多くの仕事をうまくこなしてきた。その一つは、ケーブルニュース業界にはびこる見た目だけの女性ニュースキャスターや口を大きく開けた無能な人々にとっては理解の範囲を超え、目に見えないものだった。それは、これまでの共和・民主両党の怠慢な政権とは異なり、現在の政権が中国を核軍縮の枠組みに引き入れる必要性に取り組んだことだ。
【寄稿】「核超大国」中国を軍縮に巻き込め
核軍備規模が小さいのなら、なぜ核のトンネル「地下の万里の長城」が必要なのか
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