• 承認されれば市場規模は3倍以上に• 承認されれば市場規模は3倍以上に世界最小の心臓ペースメーカーに関するビッグニュース。新たな研究の結果、医療機器大手メドトロニック(MDT)の単腔ペースメーカー(心房または心室のみを刺激するタイプ)「マイクラ」は、房室ブロック(AVB)という現象にも対処できる二腔ペースメーカー(心房と心室の両方を刺激)としても利用可能であることが判明した。同社は適用範囲の拡大を申請中で、承認されれば対象市場が近々一気に広がることになる。メドトロニックは業績も好調。フリーキャッシュフローが拡大しているほか、急成長分野へのシフトを進め、決算発表は14四半期連続で予想を上回っている。第2四半期(8-10月)の決算発表は19日の寄り付き前だ。株価は本誌が推奨した2年少し前から大きく上昇し、48%のリターンを記録。同じ期間のS&P500指数のリターンは32%だった。予想株価収益率(PER)が現在19倍で、配当利回り2%の同社株は、今なお魅力的に見える。