ドナルド・トランプ米大統領が7月にウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領と電話会談し、自らに政治的利益をもたらす捜査を実施するよう求めた当日に、米政府が差し止めていた支援金の支払いについてウクライナ側が問い合わせていたことが分かった。下院による弾劾調査で証言したローラ・クーパー国防次官補代理(ロシア・ウクライナ・ユーラシア担当)によると、電話会談が行われた7月25日に自身のスタッフがウクライナ大使館員から電子メールを受け取った。その内容は、保留された約4億ドル(約440億円)の支援金について照会を求めるものだったという。クーパー氏は「具体的には、ウクライナへの安全保障上の支援がどのような状況になっているか問い合わせてきた」と述べた。