米国家安全保障会議(NSC)のフィオナ・ヒル元首席顧問(欧州・ロシア担当)は21日、下院情報委員会の公開公聴会で証言し、ウクライナが米大統領選に干渉したとの説はロシアのプロパガンダだと述べ、「虚構の話」を広げないよう議員に警告した。この日の公聴会では、ヒル氏と在ウクライナ米大使館のデビッド・ホームズ参事官がそろって出席し、ゴードン・ソンドランド駐欧州連合(EU)とドナルド・トランプ米大統領の顧問弁護士、ルディ・ジュリアーニ氏がウクライナ大統領に対し、いかに調査実施を働きかけていたかについて証言した。こうした説得工作は、トランプ氏がウクライナへの支援凍結を指示した今夏に行われていた。ヒル氏は冒頭に読み上げた声明で、「ウクライナは米国の敵であり、ロシアではなくウクライナが2016年の米大統領選を攻撃した」との説を正当化する取り組みには加わらないと表明。
ウクライナの米選挙干渉説は「虚構」 元NSC高官が証言
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