アマゾン・ドット・コムとイーベイは、自社サイトで販売されている美白クリームから国際条約で認められている以上の水銀が検出されたことを受けて、対策を講じた。アマゾンは米英の通販サイトから水銀含有量が基準値を超えるクリームを削除した。イーベイは同社プラットフォーム上で売られているクリームを点検している。環境NPO(非営利団体)のグローバル連合「ゼロ・マーキュリー・ワーキング・グループ(ZMWG)」は27日、今年に入りさまざまな電子商取引サイトや実店舗の美白クリームを検査した結果、12カ国の158商品中95商品で、人体に有害な水銀の含有量が禁止されたレベルにあることが判明したと報告した。うち65商品はネット通販されていた。これら商品の水銀含有量は13万ppm超にまで及んだとしている。