ロサンゼルスの北に位置するサンタバーバラで大規模な山火事と戦っていた当局者らは、27日未明に到来した暴風雨を受けて一息ついた。だが今度は土砂崩れという新たな危険にさらされている。消防士らと共に働く気象専門家によると、27日午前1時ごろに降り始めた雨は約19ミリに達した。同日を通じて降り続ける見通しだという。サンタバーバラ郡消防局の消防指令長は27日朝の会合に集まった隊員たちに対し、「これだけ雨が降っているのにまだここに残っている理由を君たちの多くが知りたがっていることは分かっている」とした上で、「この郡は土石流などの災害をいくつも経験してきた」と述べた。同郡の郡保安官事務所は一部地域の住民に対して避難警報を発令した。山火事と雨で地盤が緩み、土石流が発生する恐れがあるからだ。