スマートフォン(スマホ)からのインターネット利用者が7000万人を超えたという(「Digital Trends 2019上半期」ニールセン デジタル、2019年4-6月)。特に、50~60代の利用者が増加しており、全世代にとってスマホは欠かせない存在になっている。
しかし、それに伴って世代を超えて問題になっているのが「スマホ依存」だ。使用を続けることで生活が昼夜逆転する、スマホが手元にないだけでイライラして落ち着かない、不安になる…という症状が表れてしまう人も少なくない。では、こうした依存に陥る人が多いのは、どの都道府県の住民なのだろうか。
一般社団法人ストレスオフ・アライアンスは、全国の男女14万人(男女各7万人、20~69歳)を対象に、大規模インターネット調査『ココロの体力測定2019』を実施。その中で、「スマホの利用状況」に関する詳細な調査を行っている。
今回は、調査から明らかになった「スマホ依存の人が多い都道府県ランキング」を紹介していこう。
※集計期間は2019年3月6日~18日。調査機関は株式会社メディプラス研究所。サンプル数は男女各7万人で、各県1000サンプル以上を確保し、その後人口比率(都道府県、年代、有職割合)でウエート修正した。また今回は、1日に3時間以上スマートフォン利用している人は「スマホ依存」の状態にあるとして、アンケートを実施した。
「スマホ依存の人が多い都道府県」ランキング
1位は男性が沖縄県、女性は岡山県
「スマホ依存の人が多い都道府県ランキング【男性版】」1位は沖縄県で、1日に3時間以上スマホ・携帯電話を使っている人の割合は13.0%となった。2位は神奈川県で、その割合は12.7%だった。
一方、「スマホ依存の人が多い都道府県ランキング【女性版】」1位は岡山県で、1日に3時間以上スマホ・携帯電話を使っている人の割合は23.2%となった。2位の大阪府では、その割合は22.9%だった。
男性ではトップの沖縄県でも1日3時間以上スマホを使う人の割合は13.0%だったが、女性では47位の長野県でも16.1%と、圧倒的に女性の方がスマホ依存の人が多いようだ。