現在の勝ち組はQRコード決済
「PayPay」の利用率が最も高い

 では、様々なキャッシュレス手段のうち、消費者は何を使っているのか。これはまだ総括的な発表はないが、各種のアンケート調査や業界の意見を併せると、スマホによるQRコード決済の伸びが大きいという。逆にクレジットカードは思ったほどでもないとか。

 しかし、これは当然の話で、QRコード決済は最初の起点となる決済件数が他に比べて少なかったために伸び率が大きく、逆にカードは従来からの決済シーンをすでにカバーしており、上乗せで伸ばす余地が少なかったとも読める。

 また、アプリを入れれば即日利用可能というコード決済の身軽さは、クレジットカードやデビットカードにはない。デメリットだった「使える店が限られる」という問題もかなりクリアされ、コンビニ、ドラッグストア、家電量販店だけでなく、フードチェーンにも順調に広がりつつある。とはいえ、あまたあるコード決済業者のうち、どれが使われているのだろうか。

 インフキュリオン・グループが行った キャッシュレス決済利用状況の調査によれば、最も利用されているQRコード決済は「PayPay」で、60%を越える利用率となっている。

 次がLINE Payと楽天ペイで約30%、続いてd払い、メルペイの順に続く(調査期間/2019年10月18日~2019年10月21日)。別のアンケートでもPayPayの強さが際立った。

 ジャストシステムの調査でも、「PayPay」の利用割合が54.9%と最も多く、2019年6月度に行われた調査時より約16ポイント増加しているという。コード決済に関しては、PayPayの1人勝ちと言っていい様相だ。