ソフトバンクグループ傘下で米携帯電話サービス業界4位のスプリントは、連邦政府の低所得層向け生活支援制度「ライフライン」を通じてサービスを提供した人の数を2013年から正確に計測していなかった。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が確認した規制当局の資料で明らかになった。米連邦取引委員会(FTC)は9月に、スプリントが実際にはサービスを提供していなかった88万5000人分の連邦補助金を不適切に受け取ったと指摘した。このため、同社はFTCとの和解を迫られる可能性がある。スプリントは、17年に顧客の利用状況を測るシステムにコーディングの不備があったための不注意によるミスだと説明している。だがWSJが情報公開請求によって確認した文書によれば、スプリントは13年と14年にも、ライフラインサービスの利用者数を誤って集計していた。
米スプリント、政府補助対象の利用者数に計測ミス 13年から
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