中国アリババグループの金融子会社、アント・フィナンシャル・サービシズ・グループは、新規利用者にわずか数ドルの融資枠を提供するマイクロレンディング(少額融資)事業を通じ、いつの間にか中国最大級の個人向け融資事業者へと成長した。  この少額融資事業は、「花唄(ファーベイ)」と呼ばれている。花唄とは「気軽に支出する」といった意味だ。4年前に創設された花唄のサービスはもともと、アントのオンライン決済サービスである「支付宝(アリペイ)」の利用者がアリババグループのウェブサイトで買い物する際の借り入れを目的としていた。