さすがに妻と付き合い始めた頃は気にしていたのですが、それも最初のうち。そんな気遣いは次第に緩み、むしろ豪快さに拍車がかかる始末でした。

 しかし、妻の明らかに嫌そうな顔を見ていて、ある日、私が礼儀を逸しているということに遅ればせながら気づくわけです。

 といっても、生理現象を止める訳にはいきません。「トイレに駆け込め」と言う人もいるでしょうが、そんな余裕がいつもあるわけではありません。私の場合、まずオナラの直前に妻の耳を塞ぎ、放屁の後は妻の鼻をつまむと同時に、もう片方の手で雑誌を持って10秒ぐらいあおぎます。

 妻が嫌がるポイントは「音」と「臭い」だったので、この方法によって夫婦間の課題は解決されたのです。

 オナラへの嫌悪感は、人によってさまざまですから、夫婦で生活を共にしていく中で、どのラインが自分たちの許容範囲なのかを見極めることが大事です。

 いきなり極端な事例を持ち出してしまいましたが、夫婦円満のための最初の秘訣は、二人がストレスを感じず、怒りを覚えず、なるべく穏やかに暮らせるためにはどのようなルールを設けるべきかを絶えず話し合うということです。飲んで帰る時間、家事の分担もそうです。お互いに嫌なことを全て吐き出してから、その絶妙な解決策を提示し、それをルール化していく。それが我が家の「立法」スタイルです。

アニバーサリーには
最大限の力を入れる

 次に「節目」を大切にすることが女性にとっては大事だと思っています。日本語で言うと記念日というやつで、英語にするとアニバーサリーというやつです。

 ちなみに我が家の記念日は冬に集中しています。クリスマスから始まり、年末年始が落ちつき始めた1月17日に私の誕生日がやってきて、2月初頭に息子の誕生日がやってきます。そして、2月後半には結婚記念日があり、2月27日は妻の誕生日です。

 せめて結婚記念日は夏にすればよかったと思うこともありますが、ともかくも、毎年やってくる冬の「アニバーサリーラッシュ」は一つ一つ丁寧に向き合っていかねばならないのです。

 アニバーサリーの中で妻が最も好きなのはクリスマスです。浄土真宗の家の生まれなのに、クリスマスが大好きで、自分の誕生日よりもクリスマスを大切にしたいそうなのです。そのことは付き合い始めの頃から聞いていたので、いつも最も力を入れてきました。