中国のシェアオフィス最大手、優客工場創業投資(ユーコミューン)がニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場申請書を提出した。「ウィーワーク」を手掛ける米同業ウィーカンパニーは新規株式公開(IPO)を中止しており、シェアオフィス新興企業に対する投資家の需要を測る試金石となりそうだ。ユーコミューンは米証券取引委員会(SEC)への届け出で、IPOでの調達額目標を1億ドルとしている。ただアナリストによると、この数字は決定するまでの仮の数字である例が多い。複数の関係者によれば、北京を本拠とするユーコミューンは早ければ来年1月にもIPOを実施する見通し。ユーコミューンに対する投資家の反応は、急成長を遂げるシェアオフィスのビジネスモデルが敬遠されるのか、それともウィーワークの個別問題だったのかをうかがう手がかりになりそうだ。