米フェイスブックの経営幹部は、同社が米国の政治に与える影響について批判を受けている問題で、対処の仕方を巡り対立を深めている。FBの取締役会メンバーの1人である著名投資家のピーター・ティール氏は強い影響力を持っており、世間の圧力に屈しないようマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)に助言しているようだ。事情に詳しい関係筋が明らかにした。火種の1つとなっているのが政治広告だ。関係筋によると、フェイスブックは9月、政治広告を引き続き受け入れ、事実確認も行わないとする方針を発表したが、ティール氏はこの物議を醸している決定を堅持するよう主張している。だが、一部の取締役や幹部は、政治広告を禁止する可能性を含め、変更を求めているという。
FBの政治巡る内部対立、渦中にティール氏の存在
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