非イスラム教徒の移民に国籍を付与する改正案を巡り、抗議活動がニューデリーの一部で発生し、デモ隊が暴徒化した。デモが発生したのは、過去に住民間の緊張が高まっていたイスラム教徒中心の地区。モディ首相は平静を訴えている。インド国民会議の元議員チョウダリー・マティーン・アーメド氏は「人々はこの法律に反対している。イスラム教徒を差別しているからだ」と述べた。同氏の地元シーランプル(デリー地区北東部)では17日午後に暴動が発生した。「法律は万人を平等に扱うべきだ。差別はあるべきでないと人々は話している」国籍法改正案はパキスタン、バングラデシュ、アフガニスタンで迫害を受けている宗教の人々について国籍権取得の方法を緩和しているが、イスラム教徒は対象外だ。
インド、国籍付与で非イスラム優遇 抗議デモ拡大
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