米航空機大手ボーイングは、同社製旅客機「737MAX」の2度の墜落事故(計346人死亡)を起こした。その後、事故をめぐる諸問題で苦境にあえいでいる。ボーイングの罪は簡単に許されるべきではないが、どんな米国企業もミスの代償を払わないと考える者は、同社が直面している試練に目を向けるべきだ。今年3月のエチオピア航空機の墜落事故以降、737MAXは運航を停止している。これに先立ち、2018年10月には、ライオンエア機が墜落していた。ワシントン州レントンの工場の外に多数の737MAXがあふれている状況下で、ボーイングは16日、規制当局による同機の安全性とソフトウエア改修に関する検査が続いている間は、同機の生産を停止すると発表した。