米航空機大手ボーイングはデニス・マレンバーグ最高経営責任者(CEO)を解任するという正しい一歩を踏み出した。ただ社内から後任を選出したことは、いまだに現状打破に後ろ向きな様子をうかがわせる。ボーイングは23日、取締役会の採決でマレンバーグ氏の交代が承認されたと発表。後任にデービッド・カルフーン会長(62)を指名した。2度の墜落事故を起こした新型旅客機「737MAX」は運航停止が続いている。CEO交代の発表を受け、この日の取引でボーイング株は3%近く急伸した。