香港では24日のクリスマスイブも反政府デモが行われ、警察は港近くに集まった参加者を追い散らそうと催涙ガスやゴム弾を使用した。抗議活動は数週間にわたり比較的穏やかだったが、警察との衝突が再び激化した。多くの観光客が訪れることで知られる尖沙咀では数百人のデモ参加者が集結し、「香港のために戦え」や「五大要求」といったスローガンを叫んだ。午後9時頃には高級ホテル「ザ・ペニンシュラ香港」近くで警察が複数回にわたり催涙ガス弾を発砲。参加者の1人が逃げながら警察に物を投げたため、警官がゴム弾で応じる場面もあった。レインボー・レオンと名乗った18歳の女子大学生は、自由のために戦う市民との連帯を示すため夕食後にデモに参加したと話した。「私たちは香港を支援し、暴力に抵抗していきたい」。クリスマス当日にはオーケストラを鑑賞する予定だったが、「この街のことの方が重要」なため、予定をキャンセルしてデモを続けるという。
香港デモ、クリスマスイブも衝突 警察は催涙ガス使用
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