食事宅配サービスを手掛ける企業は、もっと利益を届ける必要があるのかもしれない。売上高が急増しても、投資家にはエンプティーカロリー、つまり栄養がないのにカロリーだけは高い食事のように感じられ始めているからだ。この点で、今年成功を収めた中国企業がある。米グラブハブなどネット出前サービスを展開する企業はハイテク企業と似通っているとされ、市場の評価も同様に高くなる傾向があった。ところが、シェアオフィス事業の米ウィーワークがつまずいたことで、投資家はこうした見方を再点検し始めた。ハイテク企業として売り出してきた新興企業でも、フェイスブックやグーグル親会社アルファベットなどの純粋なネット企業とは決定的な違いがあることが明らかになりつつある。
中国の美団点評、「スーパーアプリ」で快走
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