在イラク米国大使館が31日、イスラム教シーア派武装組織「神の党旅団(カタイブ・ヒズボラ)」を支持する勢力から攻撃を受けた。それについて、ドナルド・トランプ米大統領は非難の矛先をイランに向けた。 現地からの動画や写真には、大使館を囲む防護壁が炎上する様子や守衛所の窓ガラスをハンマーで割る男の姿が映し出されている。「アメリカは出て行け」などと叫ぶ声も聞かれた。 トランプ氏はツイッターで「イラクの米大使館への攻撃はイランが指揮している。(イランが)全責任を取ることになる。また、大使館を守るためイラクが武力を使用するよう期待する」などと述べた。 イラクのアデル・アブドルマハディ首相は抗議活動参加者に対し、大使館周辺から直ちに立ち去るよう求める声明を出した。