初めての一人暮らし、多くの学生が親と一緒に部屋を決めます。しかし、「親主導」で決めた部屋は入居後の満足度が下がる傾向にあるといいます。なぜ今、高校の家庭科で「部屋探し」を教える必要があるのでしょうか? 今回は『ありのままの自分で、内定につながる 脇役さんの就活攻略書』著者の藤井氏と、株式会社CHINTAIの若手社員・中村氏、ベテラン社員・杉山氏を迎え、新卒や高校生のお部屋探しとお部屋の広さについて議論します。(進行:ダイヤモンド社・森)

6畳Photo: Adobe Stock

18歳成人化で「高校生」から部屋探しを学ぶことも

一人暮らし6畳は「広い」か「狭い」か?高校生のためのお部屋探し&一人暮らしガイド

CHINTAI 杉山: 実は弊社では、高校生向けに家庭科の副教材として、部屋探しの知識を学ぶ冊子を無償で提供しているんです。

藤井智也(以下、藤井): えっ、高校で部屋探しを習うんですか?

CHINTAI 中村: はい。18歳の成人化に伴い、親御さんの同意がなくても契約自体は可能になりました。しかし、知識がないまま契約してトラブルになるケースも懸念されます。そこで「希望条件を整理しよう」「譲れない条件トップ3は何か」といったワークショップを授業で行っていただいています。

――大学生の時に知りたかったです(笑)。条件を整理せずに不動産屋に行って、呆れられながらなあなあで決めてしまった経験があるので。

CHINTAI 中村: 親御さん主導で決めてしまうと、どうしても「自分が納得して選んだ」という感覚が薄れてしまいます。学生さん自身が知識をつけて、自分で納得して選ぶことが大切なんです。

ワンルーム6畳は「広い」か「狭い」か

――初めての一人暮らしだと、部屋の広さのイメージも湧きにくいですよね。

CHINTAI 中村: そうなんです。とある不動産会社の店長から聞いた話ですが、お客様に広さの希望を聞く際、「今住んでいる部屋(実家)は何畳ですか?」と聞くそうです。

藤井: なるほど、比較対象を作るわけですね。

CHINTAI 中村: 郊外の広い一軒家に住んでいる方だと、自分の部屋が8畳や10畳あるのが当たり前だったりします。そういう感覚で東京の「6畳」を見ると、ものすごく狭く感じてしまう。逆に、今の部屋が狭ければ6畳でも「広い!」と感じます。

藤井: 僕は愛知の田舎出身なので、東京に来た時、狭いのに高くてびっくりしました。

CHINTAI 中村: 自分の今の環境を基準にして、「それより広い必要があるか」「荷物はどのくらいあるか」を考えるのが失敗しないコツですね。特に最近はリモートワークやオンライン授業もあるので、プラス1部屋あるいは少し広めの1DKを選ぶなど、ライフスタイルに合わせた広さ選びが重要になっています。

「とりあえずやってみる」精神で新生活を

――最後に、これから新生活を始める方へアドバイスをお願いします。

CHINTAI 中村: 私自身、新卒1年目で大切だと感じているのは「まずやってみる」という姿勢です。部屋探しも仕事も、最初から100点満点は難しいですが、自分で情報を集め、当事者意識を持って決断することが、納得のいく新生活への第一歩だと思います。

――ありがとうございました。

(本記事は『ありのままの自分で、内定につながる 脇役さんの就活攻略書』に関連する対談記事です