【ドバイ】イラン革命防衛隊(IRGC)の精鋭組織「コッズ部隊」の司令官を務めるガセム・ソレイマニ将軍が米軍のドローンによる攻撃で死亡する数日前、イラン海軍の司令官は同国とロシア・中国が初めて行う海軍合同演習を視察するため、空路で現地入りしていた。ロシアと中国は世界戦略上の米国のライバルだ。  中国の誘導ミサイル搭載駆逐艦1隻、ロシアのフリゲート艦1隻とその他12隻の艦船がアラビア海で合同巡視活動を行う中、イラン海軍を指揮するホセイン・カンザディ准将は「この地域で米国が自由に活動できる時代は終わった。米国はこの地域から出ていかなければならない」と宣言した。