米アマゾン・ドット・コムは、自社の動画ストリーミング端末「ファイアTV」の広告枠販売事業を構築している。今後は「アップルTV」やマイクロソフトの「Xbox」など、他社のストリーミングシステム上の広告枠販売も開始する意向だ。関係筋が明らかにした。アマゾンはこのための技術統合についてテレビアプリのオーナーと協議している。ソニーの「プレイステーション」やグーグルの「アンドロイドTV」も対象になるという。協議には、各種プラットフォームで広告を販売するパブリッシャー向けの技術提供などを手掛けるアマゾン・パブリッシャー・サービス(APS)部門が参加している。APSはパブリッシャーに、アマゾン自身の広告枠販売ツールなどを通じて広告に対する多様な需要とつながる方法を提供している。