カバンを小さくすると仕事ができるようになる理由とはPhoto:PIXTA

私は年間の3分の1をお客様訪問の時間で使います。出張での会社訪問もあれば、各会社でのカスタマイズの研修、社長たちとの合宿などもあります。これだけの日数をいろいろな会社と関わらせていただくと、あることに気づきます。「仕事ができる人の荷物は少ない」ということです。ここでは、このことについて詳しくまとめていきたいと思います。(ウィルウェイグループ代表取締役社長、100年塾塾長 金村秀一)

「質」×「量」で
仕事は決まる

 基本的に仕事の結果とは、「質」×「量」に集約します。入社間もない若手社員に仕事の質を求めることはなかなか難しいものです。ですから、徹底してハードワークの量を求めます。できるだけ早い時期にこのハードワークを体験することで、その圧倒的な仕事の量がいつの間にか質に転化します。そして、質が向上しつつ、量によるハードワークをさらに続けることで、仕事の結果に結びつき「仕事ができる人」になっていきます。

 クリエイティブな仕事なども存在しますが、基本的には「質」×「量」が仕事の結果になります。どれだけ素晴らしい質の仕事をしたとしても、それが年間1本では、大きな結果は見込めません。ある程度の量を重ねることが、大きな結果につながります。