米中西部のトウモロコシ生産主要州の農家の間でドナルド・トランプ大統領に対する支持率が上昇している。背景には、米中が15日に第1段階の貿易合意に署名したことと、米上院が16日に北米自由貿易協定(NAFTA)に代わる新たな貿易協定「米・メキシコ・カナダ協定(USMCA)」の実施法案を可決したことがある。業界誌「ファーム・ジャーナル」が19日に発表した月次調査によると、農場・牧場経営者の83%がトランプ氏の仕事ぶりを支持している。今回の支持率はトランプ氏の大統領就任以降で最高だという。調査は全米の約5000人の農場・牧場経営者を対象に実施。1286人から回答を得たが、その多くをイリノイ州、アイオワ州、インディアナ州、ネブラスカ州といった中西部が占めた。